【ポケポケ】ヨノワールがゲンガーexを救済!―ヨノゲンシェイミ【時空の激闘】

2025年2月14日ポケポケ,ポケモン

Pokémon Trading Card Game Pocket の不遇exである所のゲンガーexがついに最適な相方を得ました。時空の激闘環境です。

ヨノゲンシェイミ

ヨノワールの特性でダメージを肩代わりしてゲンガーexを延命させるデッキです。

これまでの耐久デッキというと、マタドガスやミュウexと言った手札に戻せるサポートで戻して出してをグルグルするデッキでした。一応、草デッキだときずぐすりやエリカで耐久出来ますが、どちらかというと確定数をずらしてポイントを先に取りきる使われ方だと思っています。

しかしこのデッキは前にいるゲンガーexがずっと居続けて耐久するという、これまでに無かった新感覚な耐久デッキでとても楽しいです。

相手は一生サポートを使えないので、アカギで裏を引っ張って勝つことも出来ず、サカキやシロナで打点を上げて突破することも許されません。裏のダメージタンクHP130×2と表のゲンガーex@マントのHP190を倒しきれる打点を出すまでサポロックは続きます。

ネタデッキ感覚で使い始めたら何故か余裕で勝ち越せてしまった、気持ちよくなれてちゃんと勝てるデッキです。

Tier1に悪デッキがいることに目を瞑れば

動画

ヨノワールの相方は誰が良いか?

ヨノワールでダメージを吸って延命させるにふさわしい相方は誰なのか、まずは考察します。

パッと浮かぶ条件は以下の2つです。

  1. 育成が大変
  2. 火力が微妙

育成が簡単ならヨノワールで延命させずに、そのポケモンを2体育成すれば良いという話になります。例えばピカチュウex等。

また、高火力が出るなら、そもそも延命させるまでもなく勝ち切れてしまいます。

よって、育成が大変な割に火力が微妙で、勝ち切る前に倒されてしまいがちなポケモンと組ませるのが良いと考えました。育成大変で低火力ってつくづく救いようのねぇポケモンだな

また、ヨノワール最大の欠点として、ヨノワールがダメージを受けることでアカギで倒される、というのがあります。相手に2ポイント取られた後にヨノワールシステムが完成して延命できるようになっても、アカギですぐ終わってしまいます。

上記2つの特徴を満たし、アカギ対策も出来るポケモンがゲンガーexだったというわけです。

回し方

スタートポケモン

シンボラー最優先、次点でシェイミ、ヨマワル。ゴースはバトル場には置かないようにします。

このデッキは逃げ札が入っていないので、逃げが少なくなるようにスタートポケモンを選択し立ち回らないといけません。

序盤

出来ればシンボラーでドローしつつ、デッキを掘ってゲンガーexラインを探しに行きます。

相手に差し出すポケモンの優先順位はシンボラー ⇒ シェイミ ⇒ ヨノワールラインの順です。

ゲンガーexしかアタッカーがおらず、ゲンガーexラインが1枚ずつしか入っていないので、ゴースやゴーストを取られたら終わりです。絶対に取られないように立ち回りましょう。

また、ベンチ管理が重要なデッキなので、たねポケモンを出す時は先の展開を予想しましょう。例えば盤面をヨマワル2体、シェイミ、ゴースで埋めてしまった後にシンボラーを引いてしまうとすぐにドローできなくて損をします。例えば盤面をシンボラー、シェイミ、ヨマワル、ゴースで埋めてしまった後、相手が特に遅いデッキで、1ポイントも取られずこちらが先にゲンガーexで殴れる状況ができてしまった場合、裏にヨノワールが1体しか立てられないので吸えるダメージ量が減ります。

このデッキは逃げ札が入っていないので、逃げエネがどうしても必要になります。大半の試合では、裏のシンボラーを前に出すために1エネとシンボラーが殴るための1エネが先に必要になり、その後ゲンガーexにエネを貼っていく流れになりがちです。すると、ゲンガーexが立つのは5T目6T目くらいとなります。それまでにゲンガーexが立っていれば良いので、ゲンガーexラインが1枚でも思ったよりはかなり回ります。

終盤

ゲンガーexとヨノワールが立てば盤面の完成です。

ここからは数字パズルです。どうヨノワールにダメージを吸わせれば吸うダメージを最大化できるか頭をひねりましょう。

ヨノワールが2体立っていればポイント0-2からでも捲れるだけのパワーがあります。というか遅すぎて0-2から捲ることくらいしかできないデッキです。

たまに0-1の状況から殴り始められることがあります。その場合、ヨノワールに致死量を大幅に超えるダメージを吸わせて1ポイントと引き換えにするプレイングが有効です。オーバーキルを発生させて相手のダメージ効率を下げてやりましょう。

相手はナツメ、アカギ、サカキ等のリーサルを狙えるサポートが軒並み使えないので、安心して戦いましょう。

採用理由

◆ゴース(A1)/ ゴースト(PROMO-A)/ ゲンガーex(A1) 各1枚

メインアタッカー。にもかかわらず1枚採用です。

デッキのスロットが無く逃げ札が入っていないので、ゲンガーexが殴り出せるのはかなり遅いです。超ポケモンメインのデッキなので幻の石板が採用でき、シンボラーも入っているので潤沢なドローでデッキを枯らしに行くことも現実的です。ゲンガーexの育成が終わるのがそもそも遅い、育成が終わるころにはデッキが枯れていることもある、ということは1枚採用でもゲンガーexで殴り出したいときまでに進化しきれているのではないかと思って1枚にしました。

ゴーストがHP70なのは1エネ50点が出るからで、マナフィ意識です。

◆ヨマワル(A2)/ サマヨール(A2)/ ヨノワール(A2) 各2枚

ゲンガーexを最大限延命できるように2枚ずつの採用です。

また、2枚採用にしたことでゲンガーexの育成が終わるまでの壁としても使えます。サマヨールにマントを持たせてHP110は結構頼もしい壁です。

なお、ゲンガーexとヨノワールが立っていてゲンガーexにエネが貼れていない状態では、ヨノワールを壁にする必要はありません。ヨノワールの特性で吸えるのでどちらを前にしても同じで、ならばサポロックできるゲンガーexを前にした方が良いです。シェイミの回復も含めるとゲンガーexが前なら受け止められるダメージが10大きいことになります。

相手が中打点デッキの場合、ヨノワールから別のヨノワールにダメージを移して、攻撃4回分のダメージを1ポイントに変換する解法もあります。攻撃4回で1ポイントしか取れないの流石にダメージ効率悪すぎて、これが出来たら余裕で勝てます。

◆シンボラー(A1a) 1枚

ドロー要員。HP80が地味に偉い。

◆シェイミ(A2) 1枚

HPを回復してヨノワールで吸える回数を増やします。回復を使えばパチリスex等の80打点2回を1体のヨノワール@マントで吸い切れます(130ダメージ)。さらに、ピカチュウex等の90打点の場合はヨノワール@マント2体で交互に吸えば耐えられます(140ダメージ)。

ただ、現環境は90点を超えるダメージを出してくるデッキが結構いるので、シェイミをシンボラー2枚目に変えても良い気はしています。

◆幻の石板(A1a) 2枚

超デッキにのみ許されたドローカード。これも踏まえてヨノワールゲンガーexのつながりがピッタリハマっています。

◆大きなマント(A2) 2枚

ヨノワールがHP150になることで140ダメージまで吸えるようになります。シェイミの回復も合わせると150まで。

また、ゲンガーexのHPが190になることでピカチュウexの90打点を2回耐えたり、クリムガンの反撃20+ゲッコウガの手裏剣20+ギャラドスex140を耐えられます。

試合によってどのポケモンに貼るべきか変わってくるので、ギリギリまで手札に持っておくようにします。

◆アカギ(A2) 1枚

勝ちたいなら必須です。ヨノワール2体並べてダメージ吸いまくって遊びたいだけなら不要ですが。

遅いデッキなので、相手によってはアタッカーを潤沢に用意されて受けまわされることがあります。例えばディアルガex+メルメタルデッキで、ディアルガex2体とメルメタル2体がいつでも殴れるようにエネを貼られてしまって、殴って1発耐えてベンチに帰ってをグルグルされてダメージ許容量オーバーで負けたことがあります。

ヨノワールで吸えるダメージを超える前に終わらせるカードとしてアカギが入っています。

◆モンスターボール(PROMO-A)/ 博士の研究(PROMO-A) 各2枚

汎用ドロー。これを抜くのはあり得ないwww

入れ替え候補

◆シェイミ → シンボラー(A1a)

先述しましたが、シェイミをシンボラー2枚目に変えてドローを安定させた方が良さそうに思っています。シェイミも役に立つことはありますが、程度の差の問題で、シンボラーを増やした方がどちらかというと役立つことが多そうです。

超ポケモンが増えることで幻の石板の当たりが増えるメリットもあります。

◆大きなマント → ポケモン通信(A2)

ゲンガーexに乗るのを安定させたければ。マント1枚抜いてもさほど影響は大きくないと思っています。

◆大きなマント → スピーダー(PROMO-A) or リーフ(A1a)

逃げ札です。1枚だけ入れるくらいなら逃げ札0で割り切った方が良さそうな気がしていますが。


以上、ヨノワール+ゲンガーexの紹介でした。これまでになかったような耐久デッキで使って楽しいので、是非一度は組んでみて体験してみてください!